施設保全第1グループ 施設チーム チームリーダー
給油の側面から成田空港を進化させる - プロとして成長を続ける最前線の歩み方 -
成田事業所では空港へ燃料を送り出すポンプや燃料を貯蔵するタンクといった設備を管理・メンテナンスしています。
今回は成田事業所の施設保全第1グループ 施設チームのリーダーにこれまでのキャリアと、NAAFで行われていた大規模プロジェクトの経験について伺いました。

成田事業所
施設保全第1グループ 施設チーム チームリーダー
担当されている業務について教えて下さい。
成田空港には、給油施設(タンク・ポンプ・バルブ・配管など)が設置されており、これらの保守・点検を行っています。
基本的な業務内容は、他の事業所と共通しており、主に機器のメンテナンスが中心です。
しかし、成田事業所特有の機器として、航空機に給油を行うための「ハイドラントバルブ」があります。
これは航空機給油施設の最後に位置する重要な機器です。
このハイドラントバルブに不具合が発生すると、航空機の遅延など重大な事態につながる可能性があります。そのため、成田事業所では定期的な点検やオーバーホールなどを実施し、安定した運用を確保しています。
ご経歴について教えて下さい
私は元々まったく別の業種、ハウスメーカーの営業をしていました。
大学で専攻していた分野も全く別分野であり、ほぼ未経験でNAAFに転職しました。
NAAFに入社した後の8年間はこの成田事業所で業務にあたりました。その後2年間親会社である成田国際空港㈱(NAA)に出向し、NAAFに戻ってからは契約行為等を行う業務部に5年間いました。
現在はチームリーダとして成田事業所に戻って2年になります。なので、トータルで成田事業所には10年弱ほどいますね。
出向や異動を含めて、この17年の変化について
まず変わらずに良いところとして挙げられるのは、“安定している”ことですね。
私は震災やコロナ禍なども経験してきましたが、そういった大きい事象があっても家計などへの影響がなく普段通り生活できたところは、企業としてNAAFの良いところだと思っています。
第1給油センターの業務は、ベースとなるものは大きく変わってはいませんでしたが、新しい設備などが増えていたり、メンバーの顔ぶりは変わりましたね。
また、先人たちが残してくれた技術を、私たちがしっかり継承できていない部分もあったりするんですよね。
そのような技術が必要な場面に直面した際は「完全に再現できないのであれば、別の方法でやってみよう」といった、業務方法を考える機会や見直す機会ができたのは昔と少し違うと感じることはありますね。
NAAFに入って大変だった経験はありますか?
一番大変だったのは、業務部という本社で契約等を管轄する部署に所属していた時です。
当時、成田空港では東京オリンピックに向けて航空機の受け入れ能力を増やすための拡張工事を行っていました。
当然、我々も給油能力を増やすためにいくつかのプロジェクトを遂行しており、航空燃料を送る配管の増設などを行っていたんですね。
その工程の中に「フラッシング工事」という敷設したばかりの配管の内部をきれいにするための作業で、配管へ燃料を流して、汚れた内部の残留物などを洗い流し、その後、流した燃料を回収して適切に処理する工事があるのですが、その工事を実施するためにはかなりの台数のタンクローリーが必要でした。
しかし、当初予定していた協力会社からの手配が1台も出来なかったのです。そのため、限られた時間の中で日本全国、様々なコネクションを利用してタンクローリーの手配を行おうとしましたが、それでも確保はできなかったんです。
東京オリンピックの開催を考えるとデッドライン間近であり、「このままじゃ間に合わないぞ」という状況でした。
どのように対応しましたか?
タンクローリー確保のための行動と同時に、別の方法で出来るのではないかと模索していました。社内の施工部門・設計部門・保全部門の関係者とも連日会議を行い、これまでのやり方とは全く別の手法として、“ISOタンクコンテナ”という別の機材を応用できるんじゃないかと検討することになりました。
全く新しい取り組みだったので構想から条件整理を設計部門の方に助けてもらい、具体的な施工方法および問題点・解決のための方法や機材手配を施工部門・保全部門に助けてもらいました。その上で“ISOタンクコンテナ”を扱っている会社を探して、一緒にプロジェクトをやってもらえないか交渉しました。そこで協力いただいた企業には感謝しかないです。
とはいえ、タンクローリーにはポンプがあるのですが、ISOタンクコンテナにはポンプ等の設備はないので、燃料を回収できても排出することができないために、その対策が必要だったんです。
そこは施設側のポンプ機能を利用して対応することにしたのですが、接続するための機器やホースといった機材の調達はもちろん、施設の想定利用方法を変更することになるため関係官公庁との協議が必要で・・・
所轄消防や親会社、その他関係各所と調整して、結果的になんとかなったのはすごく大変でしたが良い経験になりましたね。
結局そのあとコロナ禍により東京オリンピックの開催が1年延期となってしまい、期日に間に合わせたことの意味がなくなってしまいましたが(笑)
そういった解決策はどうやって考えていますか?
自分で調べられることには限界があるので、同じ職場の同僚・先輩や、親会社であるNAAからの情報、協力会社さんとのつながりを大事にしています。
既存の協力会社さんでは対応していなくても、そこから更に紹介いただいたりして解決につながっていくなど、周りの人々に助けられて、一つひとつのプロジェクトを実行していますね。

ワークライフバランスはどうですか?
カレンダー通りの勤務なので、家族との時間も取りやすい環境です。
休日に関しては、大きい子供も小さい子供もいますので、部活や塾の送り迎えだったり、育児したりと家族サービスをして過ごしています。
子供が生まれたときには、育児休業の取得や時短勤務を実施できるなど、NAAFは育児にも配慮してくれる会社だと思います。
担当している業務内容によっては部署の異動が必要になることもあると思いますが、会社に相談すると配慮してくれますね。
また、前職と比較して、頑張れば頑張った分だけ評価されるというのはNAAFの良いところだと思います。
今後の目標はありますか?
今、成田空港自体も“第2の開港”として新しい成田空港を作っていくという動きがあります。
我々が維持管理を任されている給油施設も同じ考えが必要だと考えており、長年利用する中で古くなっている設備を、更新し、作り変えていくという時期を迎えています。
そういったチャンスに遭遇するのは恵まれていると思っていて、新しい空港を作っていく一員として、また燃料の安定供給を維持するための給油施設も新しく作っていくんだという気持ちで業務に取り組んでいくとともに、後輩社員の育成にも励んでいきたいと考えています。
新しい仲間に向けてメッセージをどうぞ
色々なことに興味をもって、「なんでだろう?」と疑問に思える人にNAAFは向いていると思います。
これから新しい成田空港を作っていくという節目のタイミングですので、「これから成田空港を作っていくぞー!」という人はぜひ応募してください!
一緒に作っていきましょう!
