技術部 設計グループ

給油施設の未来を作る仕事 - 日本の技術力を海外へ -

NAAFの技術部では給油施設の設計や、業務に役立つ自社製品の開発を行っています。
今回は、成田空港だけでなく、海外空港の設計まで幅広く担当している担当している設計グループのメンバーに、業務のやりがいや技術的な内容、仕事の面白さについて伺いました。

本社
技術部 設計グループ

担当されている業務について教えて下さい。

現在は、設計グループで主にパイプラインや空港内のエプロン配管の設計、千葉港頭石油ターミナルの消火配管の設計を行っています。
千葉、四街道、成田事業所のどこの配管を優先するかなど、施設の更新や設計計画の検討を実施したりと、NAAFが管理する給油施設全体の設計計画も設計グループで担当しています。
また海外空港の設計案件も請け負っていて、新しい空港で新設する配管のルートの設計を行うこともありますね。そちらは現在も建設中なので、設計後の質疑応答対応などを行っています。

学生時代はどういったことを専攻していましたか?

大学では主に、使用済基板からレアメタルを取り出して再利用する、といったことを専攻していました。
流体自体も専攻の範囲でしたが、学んでいたのは航空燃料ではなくもっと粘性が高い原油だったので・・・
油種は異なりますが、可燃性液体がどういうふうに危険なのかといった知識は活きていますね。
在学中に“危険物取扱者乙種第4類”を取得したことがきっかけで、その資格を活かして就職したいなぁと考えてNAAFへの就職を決めました。

入社してから大変だった事はなんですか?

私が入社したのはコロナ禍のときだったので、最初の設計の際には自己学習をしていたのですが、出社も2週間に1回の頻度だったため、周りの人に質問する機会が少なく、すごく苦労しました。
元々、燃料や危険物の勉強はしていたのですが、NAAFで扱う技術とは専門が違っていて、燃料や危険物を輸送する配管を取り扱うのは初めてだったので、基礎を学ぶのがすごく大変でした。
例えばですけど、配管ごとに圧力が決まっていて、※JET A-1に使えるもの、消火用でも水に使えるもの、泡消火原液に使えるものが違うなども初めて知って、最初は学ぶことが多かったので苦労しました。
※JET A-1…ケロシン系航空燃料

専門的な知識はどうやって習得していますか?

入社してからの勉強会であったり、わからないことを周りの人に聞いたりして知識を吸収しています。
私の場合、航空機給油施設の設計に携わっていたベテランの方々が近くにいてすぐに聞けるので、恵まれている環境ですね。
その他、社内研修の「設計積算講習会」や、社外研修の3D CADの講習を受講したりしました。また、タンクコーティングの検討を行ったときは、屋外タンク監理技術者の講習を受けたりしました。
屋外タンク監理技術者はタンクを専門とする業者でないと受けないような内容ですが、NAAFは配管もタンクも幅広く取り扱っているので、広い分野のことを知る必要がありますね。

設計業務のやりがいについて聞かせてください。

やはり設計は成果品ができたときが一番嬉しいですね。
設計業務自体は矛盾がないように綿密に考え詰めて、根拠がどうなっているのかということを一つひとつ調べていく地道な仕事なんです。
ただ、そういった作業を積み重ねて、最後に一つの成果品にまとめるのがすごく楽しいです。

海外空港の設計業務のときは、実際に新しい空港ができるというすごく大がかかりな案件だったので、設計業務が完了し、実際の工事に移行した際は“ようやくできるんだ!”という達成感でいっぱいでした。
ちょうど今、技術部が約1年半かけて設計した部分の工事を行うタイミングなので、開港したら行ってみたいなと思っています。

設計は自分で考えたことを発信するという業務なので、それが承認されると、今後の設計に反映される実感が湧きますし、すごくやりがいに繋がります。

設計業務で重要なところとは?

一番は法律ですね。成田空港のタンクや配管などを設計するときは、石油パイプライン事業法、消防法が適用されますが、案件によっては土木や建築などの法律も考える必要があるんです。
海外の案件の場合は、国際規格はもちろん、その国の法律も関わってくるのですごく難しいですね。
特に、東南アジアの国では国際規格に則った新しい法律がどんどん作られているほか、その国の言語でしか書かれていないものもあるため、それを整理するのが大変でしたね。

今後の目標や挑戦したいことについて

私はものづくりが好きなので、今後は設計以外にも製品開発などにも関わっていき、日本の技術力発信にも挑戦してみたいなと思います。
自社開発品をシンガポールの航空関連の展示会に出展した際、 私は海外設計業務で培った語学力を評価され、サービスエンジニアとして同行することとなりました。現地で海外のお客様に製品の説明をするなかで、良い意味で「こんなこと思いつくのは日本人くらいだよ。クレイジーだね」と褒められたんですよ。
この経験もあり、より一層製品開発に挑戦していきたいという思いが強くなりました。

最後に、未来の仲間へメッセージをお願いします。

設計業務は、何もわからないところから始めることが多いので大変だと思いますが、そういった状況を楽しめる人に来てもらえれば嬉しいです。
今は海外の設計案件が増えてきているので、ちょっとでも英語が出来る人が来てくれると助かります(笑)

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